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DATE : 2025/05/04 (Sun)
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DATE : 2007/04/08 (Sun)
現実世界への影響や類似点
ドラえもんのストーリーは寓話的な側面を持ち、教育的であるという進歩的な見方も出ている。例えば、のび太が毎回道具をドラえもんに出してもらいながら、失敗してもすぐ立ち直るという強さや、発奮してやる気を見せる場面などが教育上も肯定的に捉えられている。また、我々の現実世界の有名人物や世界情勢がドラえもんの世界で何らかの形でパロディー化されて登場しており、子供も見やすく、親しみやすく、ある時には教育的な効果をももたらす。ただし藤子本人はあくまでギャグ漫画として描いており、作品を発表してから読者や周囲に「あれは風刺的ですね」と言われてから自分で気付いた作品も多いという(『Yロウ』ほか)。[要出典]

西城ひろみ(9巻『ジ~ンと感動する話』に登場。おそらく郷ひろみ西城秀樹に由来)を始めとして、実在の有名人物のパロディーが多く登場する。また、名前だけで「郷ヒデキ」という人物も登場(19巻『影とりプロジェクター』)。なお、郷ひろみはこの作品中で唯一実名で登場した芸能人(西城ひろみとは別人)である。
世界情勢を基にした非常に教育的なパロディーの例としては、『ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー』という話が挙げられる。のび太ジャイアン・スネ夫の対立がエスカレートし、遂にはボタン1つで相手を徹底的にペンシル・ミサイルで攻撃は出来るが、自分も同じ酷い目に遭うというストーリーはまさに東西冷戦の緊張をドラえもんレベルで子供にも分かる様にスケールダウンして描き、作者の平和への探求や考えをドラえもんの世界で実現している。また、この話のオチでは根絶されずに残ってしまった兵器の恐ろしさも同時に描いている。
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DATE : 2007/04/08 (Sun)
作中の時代設定
テレビアニメの放送は30年以上にものぼっている。初期と現在では生活環境が大幅に変わることも多く、例えば、最近の作品ではスネ夫が携帯電話やニンテンドーDSに似た商品を持っていることや、剛田雑貨店がウェブサイトを開設していることなどが挙げられる。その他にも、若者女性が現代ではいわゆる「女言葉」をしゃべらなくなったなど、現代と違う点も多い。

ドラえもん』の連載開始は1970年頃。連載初期の設定によれば、のび太は1964年(昭和39年)8月7日生まれ。ドラえもんとセワシが用意した「未来アルバム」に載っていた、のび太の未来を写した写真は1970年から1995年までが紹介されている。このアルバムには1979年にのび太が大学受験に落第する未来が写っている。
竜宮城の八日間』での現在は1982年、『ハリーのしっぽ』での現在は1985年とされている。のび太静香が結婚してマンションに住み、息子のノビスケのび太くらいの年齢となった近未来が2002年とされている。
さらには連載初期、のび太の父親であるのび助についての戦時中における学童疎開の話があり、当時10歳前後であるとするとのび助は1930年代生まれと計算できるが、1940年生まれという設定。
また、藤子・F・不二雄は、自身の中では、固定設定として、他の作品との時代関係は、固定していたと述べている(例として、『ドラえもん』の数年前として、『オバケのQ太郎』『パーマン』など、同時期の設定として、『エスパー魔美』など、数十年後として、『21エモン』など)。

DATE : 2007/04/08 (Sun)
作品世界と作風の特徴
本作に登場する人物たちは、作者の少年時代に周りにいた友人や人々がモデルとなっているとの説がある。そして町並みも話の設定では東京とされているものの、少年時代を過ごした富山県の故郷の風景であるとする説がある。のび太については、作者本人の子供時代をモデルにしていると作者本人が語っている。作者の少年時代は、運動神経はにぶく、ドジで、いつも漫画を描いていたらしい。出典さらに、源静香については作者の理想の女性を描いたものだとする説がある。[6]

本作の主人公は、東京都(練馬区月見台、あるいは田無市大字田無。詳細は野比のび太#住所の変遷を参照)(ともに架空の地名)に住む小学生、野比のび太のび太は、22世紀の未来から来たネコ型ロボットであるドラえもんと共に暮らしている。極めてさえない少年である。のび太を成長させるために、ドラえもんが22世紀の未来(「未来の国」と呼ばれる)から訪れるところから物語は始まる。

平凡な小学生のび太のもとに未来からやってきたドラえもんが、のび太の夢や願望をかなえるために未来の道具を与えることから、毎回騒動が巻き起こる。特に執筆初期では「のび太を助けるはずのドラえもんが暴走し、逆にのび太にたしなめられる」といういわゆる「ドタバタ調ギャグ」が顕著で、当初は「オバケのQ太郎」のような「生活ギャグ漫画」を前面に出していたと思われる。

のび太や、ときにはジャイアンなどが、その科学技術に頼りすぎた結果、最後にしっぺ返しをうける寓話的な一面、ドラえもんのび太との友情物語的な一面を持つ。一方で、ときには漫画家の締め切り地獄ネタが落ちに使われた話や、のび太の両親が家賃や物価について悩んだりなど、子供向け漫画という体裁にしては意外にブラックユーモアや風刺、大人の世界のペーソスを凝らすことも珍しくない。総数1900個を越すさまざまななひみつ道具が読者に夢を与える。

のび太が便利な道具を誤って使い、事態が悪化するという毎度お馴染みのギャグを「文明が進んでも最後は使う人間次第だという、藤子の大事なメッセージ」と受けとめる説もある。[要出典]

大長編は、一般的なアニメ映画にありがちなパラレルワールドものとしてではなく、本編のひとつとして認められており、原作内でもたびたび大長編内での冒険のことが語られていることも特徴。一般的に、アニメの劇場版となると、原作の進行具合からアニメのスタッフが独自にストーリーを展開することがあるが、ドラえもんに関してはすべて藤子が最初に原作を提示した上での製作であった。

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